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【グラタン】語源はお焦げ!?フランス語らしい、なぜ「gratter」で「グラタン」と読むの?

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語学


2025年3月21日(金)に放送されたテレビ朝日「グッド!モーニング」の林先生「ことば検定スマート」で、グラタンの語源が出題されました。答えはお焦げでした。グラタンはフランス語の「gratter(ひっかく、こする)」に由来していて、料理の表面を焼いて焦げ目をつけることを表現した言葉です。なぜ「gratter」で「グラタン」と読むの?

グラタンの語源は「お焦げ」だった!

3月21日に放送されたテレビ朝日「グッド!モーニング」で、林先生の「ことば検定スマート」のコーナーで出題された「グラタン」の語源の問題。
その答えは「お焦げ」でした。


フランス語の「gratter」は「こする」「ひっかく」という意味。
料理の表面を焼いて焦げ目をつける様子を表現した言葉が、グラタンという料理名に繋がっているのです。

なぜ「gratter」で「グラタン」と読むの?

フランス語の「gratin(グラタン)」は、動詞「gratter(こする)」から派生した名詞です。


「gratin」は「gratter」という動詞の活用形ではなく、料理名として独自に発展した言葉です。


例えば「frire(揚げる)」から「frites(フライドポテト)」が生まれたように、動詞が料理名になるケースはよくあります。


「gratin」は、オーブンで表面を香ばしく焼き目をつける調理法を指す言葉としてフランス料理の一部となり、世界中に広まりました。

◆ちなみにgratter の活用一覧(現在形)

人称活用形
jegratte
tugrattes
il/elle/ongratte
nousgrattons
vousgrattez
ils/ellesgrattent(これではない)

日本の「グラタン」とフランスのグラタンの違い

日本では、グラタンと言えばクリームソースやチーズを使った料理として定着していますが、フランスでは「gratin」という調理法を指す言葉です。
チーズやパン粉を使ったものだけでなく、さまざまな食材で焼き目をつけた料理が「gratin」になります。
日本でのアレンジが、フランスの伝統的な「グラタン」料理とは少し違うことがわかります。

おさらい

Q.1 グラタンの語源は何?

A. グラタンの語源はフランス語の「gratter(ひっかく、こする)」で、料理の表面を焼いて焦げ目をつけることを指します。

Q.2 「gratin」と「gratter」はどう関係があるの?

A. 「gratin」は「gratter」から派生した言葉で、焼き目をつけた料理を意味します。「gratter」という動詞の直接の活用形ではありませんが、意味の流れがつながっています。

Q.3 グラタンにクリームソースは必須なの?

A. いいえ、本場のグラタンは必ずしもクリームソースを使いません。チーズやパン粉をのせて焼けば、さまざまな料理がグラタンと呼ばれます。

Q.4 他の例

A. はい、例えば「frire(揚げる)」から「frites(フライドポテト)」が生まれたように、動詞から派生した料理名は多いです。

Q.5 日本のグラタンとフランスのグラタンの違いは?

A. 日本のグラタンはクリームソースを使うのが一般的ですが、フランスのグラタンはチーズやパン粉で焼き目をつけるシンプルなものも多いです。

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