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🎧 アジカンのことは好きだったけど、“サーフブンガクカマクラ”だけは避けてた

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音楽

──ストラト × タムの架空の某巨大匿名掲示板でのやりとり──

ストラト:
アジカンのベスト盤を何気なく流してたんだよね。
懐かしい曲が多いなあって思って聴いてたら、知らない曲が1つ混ざってて。
でも一瞬聴いただけで、「あ、これめっちゃ好きかも」って感じた。

タム:
知らない曲にそうやって引っかかる瞬間、あるよね。
タイトルとか見ないで無心で聴いてると、なおさら。

ストラト:
で、そのときはそれで終わったんだけど、
しばらくしてふと「サーフブンガクカマクラ」って聴いてなかったなって思って。
タイトルの感じがずっと引っかかってて、避けてたんだよね。

タム:
わかる。あのタイトル、なんか“軽そう”って思っちゃう。

ストラト:
うん、ちょっとオシャレすぎる感じがして恋愛小説風かもって敬遠してた。
でもまぁ聴いてみるかって、思い切って再生してみたら──
途中で「えっ、この曲…あのベストのやつじゃん」ってなってさ。
そこで初めてつながった。

タム:
鳥肌立つやつ。
知らずにハマった曲が、避けてたアルバムの中にあったっていう。

ストラト:
ほんと、まさにそう。
しかも、そこから一気にアルバム全体に引き込まれていった。
静かなのに奥行きがあって、ずっと寄り添ってくるような音で。
気づいたら、去年のあの猛暑の夏、ずーっと聴いてた。

タム:
夏のアルバムになったんだ。

ストラト:
うん、完全に。電車の中とか、昼間の熱気の中歩いてるときとか。
あの夏、いちばん聴いてたのはこのアルバムだったかもしれない。
今年も、たぶんまたいっぱい聴くと思う。

タム:
いい話だなあ。避けてた音楽が、ある日急に自分の季節になるっていう。

ストラト:
ほんと、偶然ってすごい。

ストラト:
タイムラグあるけど『ワールド ワールド ワールド』も、『未だ見ぬ明日に』も、『マジックディスク』も聴いていて、“サーフブンガクカマクラ”だけ、なぜかスルーしてた。

タム:
1枚だけ抜けてると、ちょっと気になるよね。

ストラト:
心のどこかに引っかかってたんだよね。

タム:
ピースがはまった感じ?

ストラト:
まさにそれ。
今までずっと空白だったところに、ピタッとハマった。でもまだまださかのぼるとハマるアルバムはまだあったんだ。その話はまた今度。


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