2025-07

アジカンを聴いてはいたけど、“サーフブンガクカマクラ”だけは避けていた。ある夏、ベスト盤の1曲から始まった偶然が、空白だったピースを埋めてくれた。今では季節と結びついた、大切な1枚。

Z世代とアジカン世代、それぞれの「なにもない」は何が違うのか。就職氷河期の現実と、現代の虚無感。シンジとユウの静かな対話を通して、時代ごとの孤独の背景を丁寧にたどります。

アジカンの楽曲を通して、20年越しに見えた“同じ曲の違う景色”。一度は「全部同じに聴こえた」音楽が、いつの間にか自分を映す鏡になっていた──そんなふたりの静かな対話。